毛利記
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概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者も成立年代も不明である。ただ、『毛利元就記』と文章がほとんど同じなので、同じ著者、すなわち宍戸氏の関係者の可能性がある。
内容[編集]
毛利元就の1代記で、全1巻。
『毛利元就記』と違って、冒頭で毛利氏の先祖については記していない。ただ、それ以降はほとんど同じである。最後は毛利輝元が関西33か国の大将となったと記して終わっている。
『毛利元就記』と違うのは、陶晴賢に対して著者が感情移入や非難をしていないこと、宍戸隆家や小早川隆景、吉川元春らを「談合衆」としていること(『毛利元就記』は「評議衆」)、大内義隆の忠臣として殉じた冷泉隆豊の辞世の句が微妙に違うことなどである。いくらか違いはあるが、ほとんど同じと見なしてよい。