森盲天外
ナビゲーションに移動
検索に移動
森 盲天外(もり もうてんがい、元治元年8月13日(1864年9月13日) - 1934年(昭和9年)4月7日)は、愛媛県会議員、余土村長、道後湯之町長を務めた政治家である。本名:森 恒太郎(もり つねたろう)。
略歴[編集]
社会教育家として知られる。盲天外は号で、自身が眼病により失明したことにより号したものである。
愛媛県松山市に生まれ、愛媛県会議員在任中である33歳の時に失明した。そのため、盲人教育や社会教化、農業道徳などに尽力した。なお、号は元々交流のあった俳人・正岡子規が天外としていたのだが、自身が盲目から盲天外と号したのだという。
新渡戸稲造とも交流があり、新渡戸は森を高く評価している。昭和9年(1934年)4月7日に69歳で死去した。
著書[編集]
- 『一粒米』 博文館、1908年6月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/758155 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/899254。
- 『一粒米 付俳句俳論・天心園』 愛媛文学叢書刊行会編、青葉図書〈愛媛文学叢書 2〉、1990年6月、復刻増補版。
- 『一粒米』 谷合侑監修、大空社〈盲人たちの自叙伝 2〉、1997年10月。
- 『義農作兵衛』 内外出版協会、1909年6月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/781437。
- 『町村是調査指針』 丁未出版社、1909年11月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/784697。
- 『貯金道話』 丁未出版社、1910年5月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/800656。
- 『愛媛県温泉郡余土村治実験談筆記』 作田隆筆記、千葉県夷隅郡第二第三農区地主会、1911年9月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/784549。
- 『農業道徳』 丁未出版社、1911年11月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/758134。
- 『義農作兵衛』 丁未出版社、1914年12月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/908116。
- 『公民物語 我が村』 青潮社出版部、1923年6月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979519。
- 『体験物語 我が村』 天心園出版部、1927年2月。http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1266949。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 『森盲天外』 - コトバンク
- 森盲天外(1864~1934) - データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム - 愛媛県生涯学習センター
- 森 盲天外 - 愛媛県生涯学習センター
- 一粒米 森恒太郎(盲天外) - 愛媛県教育委員会
- 盲人村長 森恒太郎という人(森恒太郎伝 川東竫弘松山大学経済学部教授著)