森玄黄斎の墓
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森玄黄斎の墓(もりげんこうさいのはか)とは、埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野に存在する森玄黄斎の墓である。
概要[編集]
小鹿野町の北東端、赤平川の左岸に沿う奈倉地区の森家の墓地にある墓である。この墓は埼玉県の旧跡に指定されている。
森玄黄斎とは、江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した彫刻家で、子供の頃から天才的な器用者だったという。成人すると森家に養子入りし、彫刻の修行を重ねて江戸幕府に大きさ5センチほどの象牙に、孔子の弟子の顔を3000人もびっしり刻んだものを献上して幕府首脳を驚かせたといわれている。この作品は現在、ロンドンの大英博物館に現存している。明治19年(1886年)に80歳で亡くなるまで活躍した大彫刻家であった。