森ます美

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森 ます美(もり ますみ、1948年 - )は、社会政策研究者[1]

経歴・人物[編集]

山梨県生まれ。1971年日本女子大学家政学部家政経済学科卒業。1980年法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程単位取得満期退学。昭和女子大学人間社会学部教授[2]。2017年3月退職[3]

2006年3月に「日本の性差別賃金 : 同一価値労働同一賃金原則の可能性」で博士(経済学)(中央大学[4]。博士論文をもとにした著書『日本の性差別賃金――同一価値労働同一賃金原則の可能性』(有斐閣、2005年)で第12回(2005年)社会政策学会奨励賞[5]、第25回(2005年度)山川菊栄賞を受賞[6]

専門領域は労働とジェンダー論、社会政策[7]ワーキング・ウイメンズ・ネットワーク(WWN)によると、「1992年以来、女性問題研究会やJPESで国際シンポや海外リサーチなどを通じて、日本で始めてペイ・エクイテイ(同一価値労働同一賃金)の職務分析法を確立し、賃金格差是正裁判の原告である京ガスや兼松の「職務評価」を行い、京ガスでは勝利和解するなどの実績をあげてこられました」[1]

著書[編集]

  • 『生活時間――男女平等の家庭生活への家政学的アプローチ』(伊藤セツ、天野寛子、大竹美登利共著、光生館、1984年)
  • 『労働ビッグバンと女の仕事・賃金』(中野麻美、木下武男共編、青木書店、1998年)
  • 『日本の性差別賃金――同一価値労働同一賃金原則の可能性』(有斐閣、2005年)
  • 『同一価値労働同一賃金原則の実施システム――公平な賃金の実現に向けて』(浅倉むつ子共編、有斐閣、2010年)

訳書[編集]

  • リンダ・ブルム『フェミニズムと労働の間――コンパラブル・ワース運動の意義』(居城舜子、川東英子、津田美穂子、川島美保、中川スミ、伊藤セツ、杉橋やよい共訳、御茶の水書房、1996年)

出典[編集]

外部リンク[編集]