桜花
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桜花(おうか)は、大日本帝国海軍の特攻兵器である。別名は「人間爆弾」。アメリカのコードネームは「Baka」である。
概要[編集]
敵艦船への体当たり攻撃に使用される、爆薬を積んだロケット推進の単座攻撃機である。ロケット推進で高速のためレシプロ戦闘機で追撃される可能性は低い。対空砲で撃墜される可能性も低い。一式陸上攻撃機で目標近くまで運ばれ、切り離されてからロケットに点火し敵艦に体当たりする。
登場の背景[編集]
太平洋戦争末期、連合軍に対し劣勢に立たされた大日本帝国海軍は軍用機に爆弾を積み、搭乗員ごと敵艦船に体当たりする神風特別攻撃隊を結成し、一定の戦果をあげた。しかしこの方法にも弱点があった。爆弾を積んだ軍用機の速度が遅く、敵戦闘機に撃ち落とされるようになったのである。そこで、降着装置、機関銃といった不要なものを省略して軽量化を行い、体当たりに特化した機体を作り上げた。離陸はできないので双発以上の機体に吊るし、目標地点で切り離すことにした