核酸

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もしかして: 助さん・格さん

核酸(かくさん,英:Nucleic acid)とは、細胞の中心にある細胞核にある物質。

概要[編集]

細胞の中心にある細胞核は酸性を示すことから、核の中に存在している物質を“核酸"という。核酸にはデオキシリボ核酸(DNA) とリボ核酸(RNA)の2つがある。DNAは遺伝子本体であり、RNAはDNAに基づいてタンパク質を合成する役割を果たす。核酸は遺伝生存繁殖に不可欠な物質である。生命現象の本質を担う物質といえる。地球上の生物はウイルスから植物動物から人間に至るまで、核酸を持っている。

最小単位[編集]

核酸の最小単位をヌクレオチドという。ヌクレオチドは5角形の糖(5単糖)と塩基リン酸からできている。分子量は1万程度から数百億に及ぶ。 核酸を構成する塩基に、プリン塩基ピリミジン塩基の2つがある。プリン塩基にはA(アデニン)・G(グアニン)、ピリミジン塩基はC(シトシン)・T(チミン)・U(ウラシル)がある。