栄養教諭

栄養教諭（えいようきょうゆ）とは、学校給食を行っている学校で児童・生徒の栄養指導及び管理を行う教員である。

概要

2005年に新設され、学校における食育と給食の献立作成、給食調理師・調理員への調理指導、調理設備の衛生管理、食材の選定・購入など学校給食の管理を職務とする。

学校給食法に基づいて学校給食を行っている小中学校では居た方が良いが、配置は基本的に任意である。栄養教諭を置かず、学校栄養職員だけがいる学校も珍しくない。また給食をやっていても学校給食法に基づかない幼稚園及び認定こども園、高等学校及び中高一貫校の後期課程には栄養教諭は居ない模様。

栄養教諭は管理栄養士資格に加えて栄養教諭普通免許状を有していないとなることができない。教員免許を持っておらず、給食の実施・管理に関する業務のみを担う学校栄養職員は一定年数の経験を持ち、都道府県教育委員会が実施する講習を受講することで栄養教諭になれるが、栄養教諭の配置が任意であることもあって講習が殆ど開かれておらず、講習で取得するルートはほぼ閉ざされている。