東叡山寛永寺清水観音堂

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清水観音堂

東叡山寛永寺 清水観音堂(とうえいいざんかんえいじ きよみずかんのんどう)は、寛永寺を開創した慈眼大師天海僧正が京都清水寺を模して1631年寛永8年)に創建した寺である。清水寺と同じ舞台作りとなっている[1]江戸時代初期の姿を保つ、上野で一番古い堂である。御本尊の恵心僧都作・千手観音像は清水寺より招来した。

江戸時代の浮世絵師歌川広重は「名所江戸百景」において「上野清水堂不忍ノ池」[2]「上野山内月のまつ」[3]として清水観音堂の境内の月の松を描いている。

江戸三十三観音霊場場のひとつである。人形供養で知られている[4]。人形供養は清水観音堂脇尊の子育観音に祈願して子どもを授かった人々が、そのお礼に人形を納めたことから始まり、人形供養碑前で法要が行われる。毎年、9月25日に14:00頃から開催される。

そのほか、2月の初午ノ日、午前10時・午後2時に大般若経転読(秘仏本尊御開扉)が行われる。

概要[編集]

  • 名称:東叡山 寛永寺 清水観音堂
  • 宗派:天台宗
  • 開山:慈眼大師 天海
  • 本尊:千手観世音菩薩
  • 構造:懸造り部 木造、黒塗り、上屋部 木造 朱塗り、入母屋造り、本瓦葺き
  • 桁行:九間、梁間三間 貫二段 舞台型 行五間 梁間四間 勾欄付廻縁兼舞台
  • 指定:重要文化財、江戸三十三観音札所(霊場) 第六番
  • 所在地:〒110-0007  東京都台東区上野公園1-29
  • 交通:交通:JR上野駅公園口より、徒歩5分
  • 開門時間・閉門時間 : 午前9時〜午後5時
  • 拝観料:無料

同名の建物[編集]

参考文献[編集]