李御寧
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李 御寧(イ・オリョン、1934年 - 2022年2月26日)は、韓国の文芸評論家、初代文化部長官。
来歴[編集]
日本の植民地下に置かれていた朝鮮半島の忠清南道・牙山で生まれる。ソウル大学大学院を修了後、ソウル新聞や朝鮮日報など主要新聞社の論説委員のほか、梨花女子大教授などを歴任する。1990年に初代文化相に就任した。1980年代に出版された『「縮み」志向の日本人』は日本でベストセラーになった。
2017年に癌が見つかっていたが、なおも執筆活動を続けていた。2022年2月26日に持病のため88歳で死去した。
日本で出ている著書[編集]
- 『恨の文化論 韓国人の心の底にあるもの』 (イ・オリョン文化論シリーズ 1) 裴康煥訳 学生社, 1978年「韓国人の心」と改題
- 『「縮み」志向の日本人』学生社, 1982年 のち講談社文庫、講談社学術文庫
- 『俳句で日本を読む なぜ「古池の蛙」なのかー日本人の美意識・行動様式を探る』PHP研究所, 1983年
- 『ふろしき文化のポスト・モダン 日本・韓国の文物から未来を読む』中央公論社, 1989年 「「ふろしき」で読む日韓文化」と改題、学生社
- 『蛙はなぜ古池に飛びこんだか 「俳句」と日本人の発想』学生社, 1993年
- 『ジャンケン文明論』新潮新書, 2005年
- 『デジログ :サイバー空間と魂の融合』宮本尚寛訳. サンマーク出版, 2007.5
- 『韓国的思考』橋川幸一訳. スカイ出版, 2010.11
- 『無神論者の祈り 詩集』権宅明, 佐川亜紀 訳. 花神社, 2012.12