朝臣(あそん)とは、古代の姓のひとつで、後代には朝廷の臣下という意味で用いられた。
天武天皇の時代の天武13年(684年)制定の八色の姓の第2で、52の氏に対して朝臣姓を賜与られたが、その大半は旧姓が臣(おみ)だった。景行天皇以前の遠い皇別の出自の氏が大半を占める。8世紀以降になると渡来人系氏族(菅野氏)と皇親(源氏・平氏)にも朝臣が授けられ、真人よりも上位とされた。