有賀宗吉
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有賀 宗吉(ありが そうきち、1918年 - ?)は、評論家。元・交通新聞編集委員[1]。
経歴・人物[編集]
財団法人交通協力会が発行する『交通新聞』で40年間記者を務め[2]、労働問題を担当した。1963年9月に編集局整理部長になり取材から離れるが、1969年5月に編集委員になり再び労働問題を担当[3]。1979年『国鉄の労政と労働運動(上・下)』で第4回交通図書賞を受賞[4]。1983年4月に退職後も雑誌や新聞に労働評論を執筆した[3]。2003年にアルツハイマー型認知症を患った鈴木市蔵を支えるために結成された「鈴木市蔵さんの介護を支える会」の呼びかけ人の1人[5]。
肩書きは労働評論家[6]、国鉄労使問題研究家[7][8]、交通評論家とも紹介される[9]。
著書[編集]
- 『飢餓突破資金――揺籃期の国鉄労働運動』(交通労働研究所、1953年)
- 『鉄道労働組合史』(星加要共著、鉄道労働組合教宣局[通信教育講義録]、1973年)
- 『国鉄の労政と労働運動(上・下)』(交通協力会、1978年)
- 『鉄路の心 加賀山之雄』(「加賀山之雄伝」刊行会、1982年)
- 『十河信二(本編・別冊)』(十河信二伝刊行会、1988年)
- 『国鉄民主化への道――鉄労運動30年の歩み』(鉄労友愛会議編、鉄労友愛会議、1989年)
出典[編集]
- ↑ 例会講師一覧(肩書は当時、敬称略) 交通ペンクラブ(2011年8月1日)
- ↑ 有賀宗吉『十河信二』十河信二伝刊行会、1988年、あとがき
- ↑ a b 有賀宗吉著、鉄労友愛会議編『国鉄民主化への道――鉄労運動30年の歩み』鉄労友愛会議、1989年
- ↑ 交通図書賞 年度別受賞図書名(PDF) 公益財団法人交通協力会
- ↑ ご案内92鈴木市蔵さんをご存知の方へ 吉川勇一のホームページ
- ↑ 橘高弘昌「序」、有賀宗吉『国鉄の労政と労働運動 上』交通協力会、1978年
- ↑ 斉藤繁『国鉄財政――赤字の実態と再建の方途を探る』教育社、1978年
- ↑ 運輸政策研究機構編『日本国有鉄道民営化に至る15年』成山堂書店、2000年
- ↑ 小柳勇『国会の窓から――描く尽す想う』小柳勇後援会、1983年
関連文献[編集]
- 有賀宗吉「売り出しの頃」、額賀英良、額賀信、額賀宇女子『大きな夢があったのに――父と子の記録』(六芸書房、1965年)
- 諸永裕司『葬られた夏――追跡・下山事件』(朝日新聞社、2002年)