暗黒
暗黒とは、光のない状態。別名「闇」、「暗黒」とも呼ばれる。
概要[編集]
ダークネス以上ブラック以下をいう。「暗黒街」「月の暗黒面」はダークサイドである。「ブラックボックス」は入力と出力の関係から内部構造がある程度推定可能だが、「ブラックホールは毛が三本」と謂われ、質量と電荷と(角運動量を含む)運動量しか観測できない。
ここから「ものごとの道理をわきまえないこと」「違法なこと」をも意味する。
かつてはアフリカ大陸は「暗黒大陸」と呼ばれた。ヨーロッパの中世は「暗黒時代」と云われ、「中世の魔女狩り」が行われたと称され、「光の時代」「人間復興」を看板として掲げたルネッサンスによって知性の光を浴びて蒙が啓けたというが、実際には魔女狩りが猖獗を究めたのはルネッサンス期である。
現代ではブラックホールのシュバルツシルト境界面よりも内側には光さえ入ったら出られないので「ブラックホール」の名がついたが、さすがに「わからん」とは謂えないので、専門家は「不安定領域」と称している。
戦争などが続き、社会の道徳などが乱れてしまい、不安や悪事が多くなる時期を「暗黒期」と呼ばれる。
わからないの言い換え[編集]
暗黒は、「わからない」の言換えであり、「自分がわからないことが他人にわかってたまるか!!!」といういじめっ子の常套句であり、「チョッカイを出して帰ってきた奴はいない」という念推しがオマケとしてついてくる。
ソフトウェアとの関連[編集]
ソフトウェア開発の現場においては、理系のシステムエンジニアは、マネージャーに「進捗はどうか」と問い詰められると「不安定なので、収束時期は読めません」と真顔で応えられるようになれる。本気でやると何人か死ぬことになるわけだが、マネージャーに「絶対になんとかしろ」というとチームの誰かが死ぬことになるわけで、「だったらマネージャーに人柱になってもらおう」という話に必然的になる。
美術との関連[編集]
絵画[編集]
絵画などで暗黒表現をしているものがある。コントラストとして、「キアロスクーロ」と呼ばれる。3つの二次色を混合させることによって、黒を生み出すことができ、混合した色は、透明度の高いものとなっており、暗黒度が増す。
球体関節人形[編集]
球体関節人形においては、幽玄な暗黒美を表現しているものもある。あえて白色のある人形に敢えて、黒い服を着させることで、球体関節人形による暗黒美を生み出すことが、できる。
フィクションとの関連[編集]
フィクションで言う、暗黒というものは、悪魔、魔女、吸血鬼、悪役に値される。また、シリアスな内容や人間の怖さを表面的にしているような物語も、実に暗黒と言えるであろう。