春原家住宅(すのはらけじゅうたく)とは、長野県東御市和7192-1に存在する国の重要文化財である。
江戸時代に当地の庄屋を務めたとされる春原氏の住宅で、建築年代は不詳だが、その構造や細部の手法などから江戸時代中期の17世紀末頃ではないかと推定されている。
桁行11間、梁間4間、茅葺、寄棟造、土間の占める割合が多く、全体的に開口部が少なくて閉鎖的である。正面の引き戸や格子窓には北信地方の古い形式を現在に伝えている。なお、この地方では最も古い民家であると見られている。