明治用水会館
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明治用水会館(めいじようすいかいかん)は、愛知県安城市大東町にある施設。水土里ネット明治用水(明治用水土地改良区)の事務所が置かれている。
歴史[編集]
1967年(昭和42年)8月、安城市桜町から安城市大東町の現在地に移転した。2011年(平成23年)、水のかんきょう学習館が開館した。
水のかんきょう学習館[編集]
同一敷地内には水のかんきょう学習館がある。水のかんきょう学習館は「水」「農」「食」「環境」について学ぶ施設であり、ギャラリーや学習室などがある。都築弥厚による明治用水の開削計画図や古文書、石川喜平が使用した測量具などなども収蔵している。明治用水会館や水のかんきょう学習館の東側には、昭和初期に造成された大池を中心とする大池公園がある。
モニュメント[編集]
敷地内には東海道に架かっていた明治川橋の親柱が設置されている。また岡田菊次郎の銅像が設置されている。戦前に安城村長・安城町長などを務めた岡田は、知立警察署(現・安城警察署)や碧海郡役所を知立から安城に移転させ、愛知県立農林学校(現・愛知県立安城農林高等学校)や愛知県農事試験場などを誘致した。「日本デンマーク」と呼ばれた安城の発展の礎となった人物であり、銅像は1949年(昭和24年)に安城農民館(現・JAあいち中央本店)の隣に建立されたが、JAあいち中央本店の建て替えを機に明治用水会館の敷地内に移設された。
参考文献[編集]
- 『写真アルバム 碧海の昭和』樹林舎、2012年、194頁
- 愛知の産業遺跡・遺物調査保存研究会『あいちの産業遺産を歩く 先人の知恵と汗の結晶』中日新聞本社、1988年、168頁