旭田寺中ノ沢観音堂
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旭田寺中ノ沢観音堂(ぎょくでんじなかのさわかんのんどう)は、南北朝様式を残す観音堂で、国指定重要文化財である。文化財指定上の名称は観音堂。
概要[編集]
大同2年(807年)に徳一により創建された堂が室町時代初期の火災により焼失したため、嘉慶2年(1388年)頃に再建されたもの。桁行三間、梁間三間、単層、寄棟造、茅葺形銅板葺で、外壁は真壁造板張、正面中央に鰐口、円柱で正面と左側面一間分が柱間建具嵌め込み、平安時代以来の浄土建築の流れを踏襲したもので、室町時代初期に建てられた阿弥陀堂御堂建築の遺構として重要である。昭和35年(1960年)6月9日、重要文化財に指定された。
本尊は聖観音立像(平安時代)、脇侍は不動明王立像(嘉慶2年(1388年))・昆沙門天立像(下郷町指定文化財)。
基本事項[編集]
- 名称:観音堂(旭田寺中ノ沢観音堂)
- 建立:室町時代前期/1388年頃
- 指定:国指定重要文化財
- 指定日:1960年6月9日
- 所在地:福島県南会津郡下郷町大字観音前
- 構造:木造平屋建、寄棟、銅板葺、桁行3間、梁間3間、平入、外壁は真壁造り板張り
- 交通:会津線弥五島駅から車10分