戸島氏庭園
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戸島氏庭園(としましていえん)は、福岡県柳川市にある国指定の名勝である。
概要[編集]
庭園の面積はおよそ330平方メートルで、クリークから水を引き入れた瓢箪形の池を中心にして、樹齢200年を超える松や梅などの樹木が配されており、さらに石灰岩や安山岩を主とした庭石も置かれている。
池に臨んだ藁葺きの平屋建ての茶室があり、これは江戸時代後期に筑後国柳川藩の勘定方である吉田兼倶が建てたものと言われる。後に藩主の物となり、由布氏の物となった後、明治15年(1882年)に戸島氏の所有となったという。4畳半と3畳、2畳の3つの部屋からなり、周りは2重の障子で仕切られている。福岡県から指定されている建造物で、茶室への入り口にはススキとハギ、桜と鳩の彫刻をあしらった古風な木戸も設けられている。なお、個人の住居である。