憲法9条は世界の宝
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憲法9条は世界の宝(けんぽうきゅうじょうはせかいのたから)とは、平和主義を定めた日本国憲法第9条が、日本のみならず全世界の宝であるという、主に日本の護憲派による主張である。憲法9条は人類の宝とも。
問題点[編集]
しかしこの主張には、主に日本の改憲派によって問題点が指摘されている。
国内法が世界の宝であるのか[編集]
日本国憲法は日本の憲法であるため、その条項が適用されるのは日本の領域内のみである。第9条も例外ではなく、日本国外において適用されないものを「世界の宝」と呼ぶのはおかしいという言説がある。しかし、これは世界の宝なので、海外に広まるべきだという意味だと反論できる。
世界の宝なら、なぜ日本以外が採用しないのか[編集]
世界の宝なら、とうに世界中の憲法で採用されているはずなのに、日本以外は採用していないのはおかしいという主張がある。しかし、平和条項を定めた憲法は160か国以上にあり、これは事実誤認である。
世界の宝ではなく、特定の国の宝ではないのか[編集]
憲法9条は全世界の宝なのではなく、日本への侵略を企んでいる(と彼らが主張する)中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国、ロシア連邦の宝なのではないか[1]、という主張がある。憲法9条によって日本は侵略されても反撃できないので、これらの国にとっては好都合だというのである。しかし、これらの国が日本の侵略を試みているという明確な証拠はない上、仮に侵略を受けたとしても、防衛権は放棄していない以上、反撃は可能である。ただ、侵略を受けないように、周囲の国々と信頼友好関係を築いていくべきだというのが、憲法9条の理念であろう。
脚注[編集]
- ↑ 憲法9条は特亜の宝ともいわれる。