御子柴善之
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御子柴 善之(みこしば よしゆき、1961年 - )は、哲学者。早稲田大学文学学術院教授。専門は倫理学、カント哲学を中心としたドイツ近現代哲学[1]。
経歴[編集]
長野県伊那市生まれ[2]。長野県伊那北高等学校卒業。カント哲学を学ぶため上京[3]。1980年早稲田大学第一文学部入学[4]。早稲田大学第一文学部哲学専修卒業[3]。同大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了[1][5]。1995年同大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学[1][6]。博士後期課程在籍中の1992年から93年に交換留学制度に基づきドイツ連邦共和国・ボン大学に留学[3][4]。2001年早稲田大学専任講師[4]。同大学文学部助教授、同大学文学学術院助教授を経て[7]、2009年教授[4]。2020年4月-2024年3月日本カント協会会長[5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『自分で考える勇気――カント哲学入門』(岩波書店[岩波ジュニア新書]、2015年)
- 『カント哲学の核心――『プロレゴーメナ』から読み解く』(NHK出版[NHKブックス]、2018年)
- 『カント純粋理性批判』(KADOKAWA[角川選書 シリーズ・世界の思想]、2020年)
- 『カント実践理性批判』(KADOKAWA[角川選書 シリーズ・世界の思想]、2024年)
共編著[編集]
- 『現代カント研究10 理性への問い』(檜垣良成共編、晃洋書房、2007年)
- 『グローバル化時代の人権のために――哲学的考察』(舟場保之、寺田俊郎共編、Sophia University Press上智大学出版、発売:ぎょうせい、2017年)
- 『哲学史入門 Ⅱ デカルトからカント、ヘーゲルまで』(上野修、戸田剛文、大河内泰樹、山本貴光、吉川浩満共著、NHK出版[NHK出版新書]、2024年)
訳書[編集]
- アンネマリー・ピーパー『倫理学入門』(越部良一、中山剛史共訳、文化書房博文社[ヴァリエ叢書]、1997年)
- カント『カント全集 20 講義録 Ⅱ』(中島徹、湯浅正彦共訳、岩波書店、2002年)
- マティアス・ルッツ=バッハマン、アンドレアス・ニーダーベルガー編著『平和構築の思想――グローバル化の途上で考える』(舟場保之共監訳、梓出版社、2011年)
- W.ケアスティング『自由の秩序――カントの法および国家の哲学』(小野原雅夫、石田京子、桐原隆弘共訳、舟場保之、寺田俊郎監訳、ミネルヴァ書房[Minerva人文・社会科学叢書]、2013年)
- アルブレヒト・ヴェルマー『倫理学と対話――道徳的判断をめぐるカントと討議倫理学』(舟場保之、松本大理、庄司信共訳、加藤泰史監訳、法政大学出版局[叢書・ウニベルシタス]、2014年)
- ハウケ・ブルンクホルスト、ヴォルフガング・R・ケーラー、マティアス・ルッツ=バッハマン編『人権への権利――人権、民主主義そして国際政治』(舟場保之共監訳、大阪大学出版会、2015年)
- イマヌエル・カント『道徳形而上学の基礎づけ』(人文書院、2022年)