岩波ジュニア新書
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岩波ジュニア新書(いわなみジュニアしんしょ)は、岩波書店が発行している新書レーベル。
概要[編集]
1979年6月に中学生・高校生を対象として創刊された[1]。創刊時の編集長である岩崎勝海は大学生や大人世代にも読んでほしいと語っており[2]、岩波書店ウェブサイトでは「ジュニア新書は小中学生から大人世代まで,幅広く読める入門新書です」と紹介されている[3]。2015年1月に筑摩書房が「ちくまプリマ―新書」が創刊するまでは日本で唯一の児童向けの新書レーベルであった[4]。2005年3月に通巻500点を突破した[5]。2011年11月に電子書籍版の配信を開始した[6]。
大人世代にも定評のあるものとして、塩沢美代子『メイドイン東南アジア――現代の『女工哀史』』(1983年)、樋口健二『これが原発だ――カメラがとらえた被曝者』(1991年)、江口圭一『1941年12月8日――アジア太平洋戦争はなぜ起こったか』(1991年)、川北稔『砂糖の世界史』(1996年)、遅塚忠躬『フランス革命――歴史における劇薬』(1997年)、岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(2003年)、畑谷史代『シベリア抑留とは何だったのか――詩人・石原吉郎のみちのり』(2009年)、池上俊一『お菓子でたどるフランス史』(2013年)、松沢裕作『生きづらい明治社会――不安と競争の時代』(2018年)などがある。
出典[編集]
- ↑ “ホンキのキホン 岩波ジュニア新書読書ガイドブック(PDF)”. 岩波書店 (2019年). 2020年4月28日確認。
- ↑ 岩崎勝海『編集長二十年――古い机の引出しの中から』高文研、1985年、38頁
- ↑ 岩波ジュニア新書 岩波書店
- ↑ 広がる中高生向け新書 理論社・筑摩が創刊、岩波も増強 asahi.com : BOOKアサヒコム : 出版ニュース(2004年11月10日)
- ↑ 森光実「時代状況を映す若者たちの読書」『ojo』2005年5月号(Vol.8-No2)
- ↑ 岩波書店、ついに電子書籍に乗り出す――「新書」「ジュニア新書」を電子化 ITmedia eBook USER(2011年11月8日)
外部リンク[編集]
- 岩波ジュニア新書 - 岩波書店
- 岩波ジュニア新書 - Facebook
- 岩波ジュニア新書(@iwanamijunior) - X(旧:Twitter)