市政会館
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市政会館(しせいかいかん)は、東京都千代田区にある歴史的建造物である。東京都選定歴史的建造物、千代田区の景観まちづくり重要物件、経済産業省の近代化産業遺産などに選定されている。
概要[編集]
大正9年(1920年)12月、東京市長の後藤新平により東京市政のための中正・独立の調査機関施設が構想され、東京市政調査会(現後藤・安田記念東京都市研究所)を設立した。安田財閥の安田善次郎の寄付を受け、日比谷公園内に公会堂を付置した会館を建設した[1]。設計は建築家8人のコンペ(指名設計競技)により佐藤功一の設計が採用された。 昭和4年(1929年)10月19日、日比谷公園の南東の一角に日比谷公会堂とともに竣工した。
全体が茶褐色のタイルで覆われたネオ・ゴシック様式である。高さ42mの時計塔がシンボルである。
選定[編集]
- 1999年(平成11年)、市政会館は東京都景観条例に基づき「東京都選定歴史的建造物」に選定された[2]。
- 2003年(平成15年)6月、千代田区景観まちづくり条例により「景観まちづくり重要物件」に選定された。
- 2005年(平成17年)12月、社団法人建築・設備維持保全推進協会(現 公益社団法人ロングライフビル推進協会)より「第15回BELCA賞(ロングライフ部門)」表彰物件に選定された。
- 2009年(平成21年)2月、「近代化産業遺産」(経済産業省)に認定された。
諸元[編集]
- 名称:市政会館
- 竣工:1929年(昭和4年)10月[3]
- 設計:佐藤功一(工学博士)
- 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
- 規模:地下1階、地上6階、塔屋4階建
- 敷地面積:3,970㎡(1,200坪)
- 建築面積:3,270㎡(990坪)
- 延床面積:11,350㎡(3,433坪)
- 施工:合資会社清水組(現 清水建設株式会社)
- 所在地:東京都千代田区日比谷公園1番3号
- 交通:
注・リファレンス[編集]
- ↑ 日比谷公会堂・市政会館千代田区
- ↑ 歴史的建造物に選定後藤・安田記念東京都市研究所
- ↑ 歴史的建造物保全事業の概要後藤・安田記念東京都市研究所