川口松太郎

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川口 松太郎(かわぐち まつたろう、1899年10月1日-1985年6月9日)は、日本の小説家・劇作家・演出家。東京都出身。

人物[編集]

東京市浅草区(現・東京都台東区)生まれ。今戸小学校卒。様々な職業につき、17歳で「流罪人藤助」で小説家デビュー。1923年からプラトン社で編集者として働く。1935年「鶴八鶴次郎」「明治一代女」で第1回直木賞を受賞し作家的地歩を築く。
新派の劇作家としても活躍し、のち日本芸術院第三部(演劇・音楽)会員となる。1949年直木賞の復活とともに選考委員となり30年務めた。妻は女優の三益愛子、息子に探検隊で知られる川口浩がいる。
1963年、菊池寛賞受賞、69年『しぐれ茶屋おりく』で吉川英治文学賞を受賞(同作はロイヤル・タイラーによって英訳された)。1973年、文化功労者
作品に「風流深川唄」『蛇姫様』『新五十番勝負』『人情馬鹿物語』『愛子いとしや』『皇女和の宮』『一休さんの門』などがある。