尾小屋鉄道線

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尾小屋鉄道線(おごやてつどうせん)は、石川県加賀中部に存在した民間鉄道。

概要[編集]

1920年に尾小屋駅と新小松駅間を開通させた鉱山鉄道で、762mm軌間を採用した。鉱物の運搬と地域住民[注 1]の足として活躍し、戦時中も三岐鉄道片上鉄道と同様に陸運統制令の対象から逃れた。

尾小屋鉱山の産出物の輸送鉄道だったが鉱山本山の閉山に伴い1957年に旅客輸送中心に切り替えた。1962年(昭和37年)に北鉄に遅れて名鉄傘下となる。

全盛期は14往復運行していたが、鉱山の閉鎖に関連した人口減少のため1977年3月19日に廃線となる[1]。会社は小松バスに社名変更したが、2021年(令和3年)7月に法人格が消滅した。

映画『男はつらいよ 柴又慕情』で車寅次郎が同路線の気動車に乗り込み、ちょっと映る[2]

脚注[編集]

  1. 昭和大合併で沿線は全て小松市域になっている。
出典