少府(しょうふ)とは、中国の官位である[1]。九卿の一つであり、宮中の衣食や財政に関しての全ての担当を職務とした[1]。主に皇帝に奉仕するのが役目であったが、その規模は多種にわたり拡大したため、この官位は何度か分化されたり改編されたりしている[1]。財政分野は大司農に職務が移行し、一時期はここに所属した尚書も独立して強大な権力を持つことになった[1]。三国時代でも全ての国で置かれた[1]。
- ↑ a b c d e 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、417頁
参考文献[編集]