小谷清
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小谷 清(おたに きよし、1949年 - )は、経済学者。筑波大学名誉教授[1]。専門はマクロ経済学、日本経済。
大阪府生まれ。1971年東京大学経済学部卒業。東京経済大学助教授を経て[2]、筑波大学社会科学系教授[3]。1980年「A new analytical framework for the market economy」で経済学博士(東京大学)[4]。
1978年に発表した「市場経済分析の新しい枠組み」(『季刊現代経済』第30号)で不均衡動学の分析的枠組みを展開した[5]。宇沢弘文は小谷とラルフ・ホートレーの理論を市場的不均衡の理論的解明に資するものとして高く評価している[6]。
著書[編集]
- 『不均衡理論――ワルラス均衡理論の動学的基礎』(東京大学出版会、1987年)
- 『「反」特殊主義の経済学――日本経済論の通説を断つ』(東洋経済新報社、1996年)
- 『現代日本の市場主義と設計主義』(日本評論社、2004年)
出典[編集]
- ↑ 研究会開催実績(2017年度) 日本政策投資銀行設備投資研究所
- ↑ 小谷清『不均衡理論――ワルラス均衡理論の動学的基礎』東京大学出版会、1987年
- ↑ 現代日本の市場主義と設計主義 紀伊國屋書店
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ 宇沢弘文『経済学の考え方』岩波新書、1989年、218頁
- ↑ 宇沢弘文『経済学の考え方』岩波新書、1989年、242頁