富山県営渡船

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富山県営渡船の画像

富山県営渡船(とやまけんえいとせん)は、富山県射水市伏木富山港新湊地区(富山新港)を渡る県営の渡し船である。通称は「越ノ潟フェリー」。

概要[編集]

  • 区間 - 越ノ潟発着場(富山新港西岸) - 堀岡発着場(同東岸)
堀岡発着場は射水線時代の駅名であり現バス停名である「新港東口」と呼ばれることも多い。
  • 所要時間 - 約5分
  • 航路 - 約770m
  • 利用料金 - 無料
  • 250㏄を超える自動二輪車と、四輪自動車は乗船不可。
  • 30人以上の団体で乗船する場合は、事前に団体申込みが必要。ただし土・日・祝日は団体乗船を原則受付けない。

ダイヤ[編集]

渡船[編集]

越ノ潟発 6:52-20:22、堀岡発 6:44-20:29。ラッシュ時15分おき、その他時間帯30分おき。

夜間代替[編集]

夜間はジャンボタクシー代替(新和タクシーが運行)。中新湊待合所 - 堀岡発着所間を運行。所要15分。

  • 概ね航路運航終了-23:00までと6:00-航路運航開始は30分おきに定期運行。
  • 0:00-6:00も30分おきのダイヤだが、申し込み制で、乗車の事前連絡のあった便のみ運行。

歴史[編集]

富山地方鉄道射水線」も参照

富山新港は潟湖である放生津潟を掘り込んで建設された人工港であるが、その放生津潟の砂州上には以前、鉄道(富山地方鉄道射水線)と道路が通っていた。しかし富山新港の建設に伴いこれらが分断されたため、この分断された両岸を結ぶため1967年に開設されたのが本渡船である。開業時から24時間体制で渡船の運航が開始された。しかし鉄道線は乗り換えの手間もあって利用者減少を招き、射水線のうち東岸側の新富山駅~新港東口駅間は1980年に廃止・バス代替となった。運行開始当時は方向転換しなくてもいい貫通型のフェリー「越ノ潟丸」と「海竜丸」で始まったが、その後、さまざまな船が使われた。

開設当初は付近住民に無料優待券が配布されたのみで、原則として有料であったが、1986年に完全無料化された。

2004年から利用客の少ない深夜時間帯でジャンボタクシーによる代替運行を実施。渡船の運航時間は6:10-22:40となり、運航便数が減少(118便→97便)。

渡船の航路に平行して臨港道路富山新港東西線(新湊大橋)が2012年9月23日に開通し、自転車歩行者道部分(あいの風プロムナード)が2013年6月16日に供用開始されたが、種々の問題から渡船の運行も継続されている。ただし、2014年4月1日からは渡船の運航時間帯がさらに短縮(16時間30分→13時間45分)され、それに伴う減便(97便→69便)が行われた。運航時間帯のダイヤはほぼ変更なし。一方、代替タクシーの運行時間帯が拡大されたが、深夜時間帯は申し込み制となった。

交通アクセス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]