寄生虫国道
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寄生虫国道(きせいちゅうこくどう)とは、日本の一般国道において重用延長の割合が多い路線の俗称である。
概要[編集]
日本の国道において、ある道路のある区間が複数の国道路線に指定されているということがある。例えば、国道8号の栗東市から京都市までの区間は、国道1号との重複区間である。通常、重複区間では番号の小さい側の国道番号の標識のみが設置されることが多く、番号の大きい側の国道の標識は設置されていない場合がある。
国道の「総延長」はその路線の起点から終点までの距離、「実延長」は総延長から重用延長と未供用延長を除いた距離である(海上区間は未供用延長に含む)。この場合において、重用延長は「路線番号の小さい国道と重複している区間の距離」のことである。この重用延長の割合が多い国道のことを、寄生虫国道という。ただし、どこまでが「重用延長の割合が多い」に含めるかは明確な定義がないので、本記事では「総延長に占める重用延長の割合が半分以上の国道」を寄生虫国道として扱う。
一覧[編集]
- 距離値はWikipedia:ja:日本の一般国道一覧の数値を用いた。総延長から実延長と海上区間を除いた距離を重用延長としたが、海上区間でかつ重複している区間をもつ国道448号については、前述の計算方法で算出した数値の 130.4 km に海上区間の延長である 17.0 km を加算した 147.4 km を重用延長とした。この区間を除いて重用延長割合を算出した場合、52.50% となる。
国道 | 総延長(km) | 重用延長(km) | 割合(%) |
---|---|---|---|
国道446号 | 102.2 | 81.4 | 79.65 |
国道492号 | 145.3 | 113.8 | 78.32 |
国道404号 | 100.7 | 70.4 | 69.91 |
国道503号 | 114.4 | 78.1 | 68.27 |
国道380号 | 65.2 | 44.3 | 67.94 |
国道434号 | 170 | 112.6 | 66.24 |
国道472号 | 187.7 | 120.5 | 64.20 |
国道276号 | 324.8 | 206.6 | 63.61 |
国道320号 | 90.3 | 54.6 | 60.47 |
国道448号 | 248.4 | 147.4 | 59.34 |
国道239号 | 343.5 | 193.4 | 56.30 |
国道493号 | 112.3 | 63.1 | 56.19 |
国道460号 | 148 | 83 | 56.08 |
国道440号 | 81.1 | 44.9 | 55.36 |
国道420号 | 66.1 | 36.2 | 54.77 |
国道401号 | 190.6 | 103.8 | 54.46 |
国道319号 | 134.1 | 72.8 | 54.29 |
国道124号 | 99.6 | 53.8 | 54.02 |
国道394号 | 179.4 | 95.3 | 53.12 |