宮大工(みやだいく)とは、寺社仏閣の新築や修繕を手掛ける大工のことである。部材の寸法を割合で示す「木割り」、差し金で寸法を計算する「規矩術」(きくじゅつ)などを使って、木材を組み合わせて建物を作る大工である。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、2020年12月末に宮大工の木工技術や左官など、17分野を「伝統建築工匠の技、木造建造物を受け継ぐための伝統技術」であるとして、無形文化遺産として登録した。