実質賃金(じっしつちんぎん)とは、基本給や残業代、ボーナスなどを合計した名目賃金を基本にして、物価の影響を考慮して算出した賃金のことである。名目賃金が変わらなくても、物価が上昇すると目減りして下がることになる。その場合、購入できる商品やサービスの減少にもつながるなど、個人消費の動向に影響を与える。厚生労働省は毎月勤労統計調査で前年同月と比べた増減率を示している。