完顔斜保
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完顔 斜保 (かんがん しゃほ、生没年不詳)は、女真族の男性。金王朝の皇族である。宝山大王とも呼ばれた。北宋の多くの女性を妾としたことで知られる。
生涯[編集]
金の名将、完顔宗翰の次男である。兄に真珠大王、完顔設野馬がいる。靖康の変では、金軍の武将として従軍した。
1127年3月末、朱鳳英などの強姦されて妊娠した女性たちや、その他の皇族女性の管理を任された。千戸国禄が朱鳳英を路上で強姦した後、朱皇后を犯そうとしたことを知り、激怒した斜保は、国禄を鞭打っている。その後、国禄は柔福帝姫も強姦したため、彼を殺して川に投げ込んだ。
こうしたなか、朱皇后のみは毅然とした態度であり、他の女性達と様子が違ったので、斜保と設野馬は敬意を払った。
一方で、斜保は皇族男性のなかでは若く、性欲旺盛だったためか、皇女をはじめとして多くの捕虜女性を無理やり妾とした。
子あるいは甥に完顔秉徳がいるが、彼は海陵王の家臣に殺され、その娘は性奴隷とされてしまった。
妾[編集]
年齢は1127年のもの。