学校法人
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学校法人(がっこうほうじん)とは、私立学校・学習塾・予備校を設置・運営する法人である。
概要[編集]
公益法人の一つで、私立学校法の定めるところによって設立される法人。一般に学校法人が運営する学校は都道府県や市区町村の設置する公立学校の対比で私立学校と呼ばれる[注 1]。
設立母体の殆どが民間だが、文部科学省と総務省が所管する放送大学学園、内閣府が所管する学校法人沖縄科学技術大学院大学学園、47都道府県が設立する自治医科大学、厚生労働省労働基準局所管の財団法人が運営を支援する産業医科大学、同じく厚労省が学校法人を支援している日本社会事業大学、地方自治体が設立する公設民営方式の学校法人など公的な性格を持った学校法人も存在する。
設立には一定額以上の基本財産の寄付が必要で、理事長および校長・園長を含めて5人以上の理事や2人以上の監事を置くことが私立学校法に定められ、教職員や卒業生などの意見を運営に広く取り入れるため理事の2倍を超える人数の評議員で組織する評議員会を必ず置くことも定められている。
幼稚園を除く一条校は学校法人での運営が義務付けられている。
時折、宗教団体が母体の私立学校もあるが、宗教団体が直接私立学校を運営することは出来ない。宗教団体が私立学校を運営する場合は別途学校法人を設立し、そちらが運営にあたる。宗教団体が母体の私立学校では宗教教育や行事がカリキュラムに含まれていたり、学校内に教会や礼拝堂が設けられていたりする。
なお、一条校でない専修学校、各種学校や幼稚園は宗教団体などの非学校法人が直接運営することが出来る。このため、専修学校、各種学校には準学校法人の枠組みがある。