奥多摩

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

奥多摩は、東京都にある通称地名である。エリアは山梨県にもまたがっている。

概要[編集]

多摩川上流部、東京都奥多摩町を中心とした一帯で、山梨県の小菅村丹波山村も含まれる。東京都内なのに、山林に囲まれていることで有名。

地理[編集]

多摩川は、下流では関東平野を流れるが、源流から青梅市あたりまでは秩父山地の山間部を縫う様に流れる。軍畑駅あたりでやや広い谷に出て、青梅の町を過ぎると関東平野であるが、軍畑駅より西の多摩川流域一帯が奥多摩である。かつては奥多摩川とも呼ばれていた。

多摩川の南には武蔵御岳山があり、古来より山岳信仰の対象とされてきた。

大部分は東京都内であるが、東京の都心から60~70km離れた山間部で、東京の通勤圏とすら言えない。そのため、唐松尾山などの山々に囲まれて市街地も少なく、観光地としても有名である。奥多摩町の氷川地区が中心集落。

気候[編集]

東京の都心部と比べて、夏・冬とも気温は低めであり、宇都宮や仙台あたりと近い。

産業[編集]

他の秩父山地一帯各地と同様に、石灰石の採掘がおこなわれている。

交通[編集]

空港は存在しない。調布空港から約40km、羽田空港から約70kmで、これらの空港が最寄である。

石灰石の産地であることから、氷川地区にある奥多摩駅青梅市青梅駅を結ぶ鉄道が敷かれていて、東京アドベンチャーラインと呼ばれている。他の地域から奥多摩へ行く場合、青梅駅から乗車することになるが、定期での優等列車が運行しておらず、時間がかかる。


脚注[編集]