天地人 (小説)

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『天地人』(てんちじん)とは、火坂雅志による長編時代小説2007年より刊行され、同年に中山義秀文学賞を受賞。2009年のNHK大河ドラマ『天地人』の原作にもなっている。

ストーリー[編集]

時は戦国乱世の時代。上杉家の近習・直江兼続は越後国で上杉二代(謙信、景勝)に仕える。幾度も襲いかかる敵に、"天地人"はどう立ち向かうのか。

登場人物[編集]

直江(樋口)家[編集]

直江 兼続
主人公であり上杉氏の家臣。樋口惣右衛門の長男。幼少期は雲洞庵で学問を学ぶ。上杉謙信死後、御館の乱で活躍。豊臣政権に取り込まれると、景勝の重臣であり軍師として名を挙げる。秀吉死後、徳川家康と対立。「直江状」を家康に送った事がきっかけで激怒され、上杉征伐が始まる。
大国 実頼
兼続の実弟。樋口惣右衛門の次男。兼続とはとても仲の近い存在で、実頼も雲洞庵で学問を学んだ。実頼はのちに小国氏を継承し、大国と改称。上杉氏家中では外交面で活躍。

上杉家[編集]

上杉 景勝
兼続の主君。景勝の性格は天の巻に書かれている様に、無口で律儀、派手なものや流行を好まず、日本刀のオタクだったと伝わる。
上杉 謙信
兼続の大殿。景勝の叔父。
上杉 景虎
謙信の後継者の予定になるはずだった。元は後北条氏の出自で、上杉謙信の小田原攻めの後に和睦のため謙信の養子に迎えられた。謙信死後は景勝とは後継者争いをした末、自害した。

女性[編集]

仙桃院
景勝および清円院(景虎室)の母。謙信の異母姉。
初音
武田領内・善光寺の巫女。武田とは対立関係にある。

[編集]

名称
上 天の巻 1.川中島
2.謙信動く
3.師と弟子
4.雪崩
5.遺言
6.御館の乱
7.秘謀
中 地の巻
下 人の巻

外部リンク[編集]