大谷ルール
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大谷ルール (おおたにルール) とは、野球において指名打者が先発投手を兼任して出場できるルールのこと。
概要[編集]
このルールの名前の由来となった大谷翔平は、北海道日本ハムファイターズ時代から投手と打者の二刀流で活躍してきた。しかし日本ハムの属するパシフィックリーグでは指名打者制を導入しており、大谷が先発出場する試合で打席に立つ際はその試合において指名打者制を使わずに試合を行った[1]。
しかしロサンゼルス・エンゼルスに移籍後の2021年7月13日に、大谷がオールスターゲームに投手・打撃の二刀流で選出され、実際に特別ルールが適用されて1番・指名打者で出場を果たした。
その後、大リーグでは、競技規則の変更により指名打者と先発投手の兼任が認められるようになり、大谷は2022年にベーブ・ルース以来の「年間2桁投手勝利、2桁本塁打」を達成した。2023年からは、ワールドベースボールクラシックや日本のパリーグで大リーグに準じた競技規則変更が実施される。
ルール[編集]
- 指名打者は先発投手を兼任して出場することができる。
- この場合、試合のメンバー表にはその選手の名前が指名打者・投手の二か所に記載される。
- この選手は降板後も引き続き指名打者として出場できるが、再びマウンドに立つことはできない。
- この選手は指名打者を他の選手に交代した後も引き続き投手として出場できるが、再び打席に立つことはできない。
- この選手が試合から退いた後、他の選手は指名打者と投手を兼ねることができない。
- 指名打者と兼任できるのは先発投手のみ。中継ぎ投手・抑え投手は指名打者を兼ねて出場することができない。
脚注[編集]
- ↑ 当時のルールでは、指名打者制を使わない試合では試合途中から指名打者を打席に立たせることはできなかった (その逆として、途中で指名打者制を解除することは可) 。