大栗川

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大栗川(おおぐりがわ)は、八王子市鑓水御殿峠を水源とし、柚木街道野猿街道沿いに流れ、八王子市松木付近で支流の大田川を合わせ、多摩市連光寺付近で乞田川を合わせ、稲城市との境界付近で多摩川に合流する延長15.57kmの一級河川である。

かっては蛇行が大きく度々氾濫していた大栗川は河川工事によって直線に近くなり、洪水のおそれは少なくなった。しかし、2016年9月の台風9号の影響により大栗川が氾濫危険水位を超え、多摩市では市制始まって以来、初めての避難勧告を発令した。多摩の丘陵を流れる大栗川は、多摩川に近づくと流れが緩やかになり、度々の氾濫により、長い時間をかけ広い範囲に土砂を堆積させ、多摩市の和田、東寺方、百草、落川を含む範囲に広がる大栗川段丘を形成した。