大奥上臈(おおおくじょうろう)とは、江戸城大奥に仕える最高位の女中のことである。御目見え以上で定員は3人前後。征夷大将軍の正室である御台所の相談役を務めることが主な職務であり、公家の出身者が就任する場合が多かった。御台所が不在の場合は代理として大奥の業務を担当し、御年寄をも抑えて大奥の実権を掌握する実力者の上臈も存在した。