大七酒造
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大七酒造(だいしちしゅぞう)とは、福島県二本松市にある日本酒の酒蔵である。昔ながらの日本酒の製造法である生酛づくりにこだわっている酒蔵である。
概要[編集]
創業は1752年であり、古い歴史を持つ酒蔵でもある。生酛づくりへのこだわりは強く、すべての商品を生酛づくりで製造しているほどである。 生酛づくりは明治までは主流の日本酒の製造法であり、現在主流の速醸酛に比べると濃厚で熱燗にも向く味わいになる。 生酛づくりは速醸酛と違って乳酸を添加しないため、空気中の乳酸菌を取り入れる必要があるので倍以上の時間がかかる製法である。
純米生酛は大七酒造を代表する日本酒であり、常温からぬる燗にも合う濃厚なうまみとコクを持つとされ評価が高い。
2008年に北海道で開催された洞爺湖サミットにおいては公式晩餐会の乾杯酒として同蔵の日本酒が採用された。
福島県内においては比較的入手しやすい日本酒であり、県民にはなじみのある日本酒でもある。