多機能児童センター

多機能児童センター（たきのうじどうセンター）は、2020年（令和2年）より愛知県丹羽郡扶桑町で建設が始まる児童館。併設の保健センターが2021年（令和3年）11月、児童館が2022年（令和4年）1月の完成を予定している。

2020年扶桑町長選挙

争点となった児童館

2020年（令和2年）4月26日に行われた扶桑町長選挙では、この児童館建設が争点の一つとなった。現職の千田勝隆は、2016年の初当選時から児童館の建設を悲願とし、「スーパー児童館なんです」と語った。しかし、財源の少ない扶桑町にあって、建設費だけで6億円という豪華さが疑問視されていた。千田に対抗して出馬した鯖瀬武は高すぎる建設費の見直しを訴え、「削れるところは削って見直しをかけ、お母さん方、お子さん方が楽しく過ごせる、そういった児童館建設を目指してまいります」と述べた。選挙の結果、鯖瀬が現職の千田を破って扶桑町長に初当選した。

児童館を巡るデマ

選挙期間中に、「鯖瀬武が扶桑町長選に当選すると児童館建設計画が白紙になる」という旨の怪文書がLINEで拡散された。鯖瀬は建設費用を見直した上で、児童館建設を進めると述べており、鯖瀬が当選すると児童館建設計画が白紙になるというのはデマである。このデマの発信元は千田陣営であり、自身の選挙戦を有利に進めたい千田が鯖瀬の選挙を妨害する内容のデマを拡散したとみられる。しかし、こうした工作も虚しく、千田は町長選挙に敗れることとなった。