塩田咲子
塩田 咲子(しおた さきこ、1948年 - )は、社会政策学者。元・高崎経済大学教授。婦人労働研究会世話人[1]。
経歴[編集]
1971年東京女子大学文理学部史学科卒業。1978年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得[2]。博士課程単位取得論文は「日本労働総同盟史 1925-1940」。指導教官は藤原彰[3]。1978年東京都立労働研究所非常勤研究員として産業労働調査に従事(1985年まで)。1982年一橋大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。1982年高崎経済大学経済学部専任講師(社会政策論、労働経済論)、1985年助教授。1987年3月デューク大学(アメリカ合衆国ノースカロライナ州)にVisiting Professorとして滞在(1987年11月まで)。1987年11月フランス国立学術研究所(CNRS)に招かれ、文部省短期在外研究員として研究教育に従事(1988年1月まで)。1991年高崎経済大学経済学部教授、1995年地域政策学部教授[2]。2001年「日本の社会政策とジェンダー : 男女平等の経済基盤」で博士(社会科学)(お茶の水女子大学)[4]。2013年退職[2]。
論文に「反ファシズム全合同運動と全評」(労働運動史研究会編『労働運動史研究 59号 日本の統一戦線運動』労働旬報社、1976年)、「戦時統制経済下の中小商工業者」(中村政則編『体系・日本現代史 第4巻 戦争と国家独占資本主義』日本評論社、1979年)、「産業報国運動の実態と機能」(大原慧編集代表『社会政策学会年報 第26集 現代日本の賃金問題』御茶の水書房、1982年)、「戦時期日本の女子労働について」(『高崎経済大学論集』第27巻第1号、1984年)、「高度経済成長期の技術革新と女子労働の変化」(中村政則編『技術革新と女子労働』国際連合大学、1985年)、「社会政策の中の女性」(西村絢子編著『女性学セミナー』東京教科書出版、1991年)、「現代フェミニズムと労働論の再構成」(高島道枝編集代表『社会政策学会年報 第37集 現代の女性労働と社会政策』御茶の水書房、1993年)、「日本の性役割分業政策の構造」(竹中恵美子、久場嬉子編著『労働力の女性化――21世紀へのパラダイム』有斐閣選書、1994年)などがある。
著書[編集]
- 『これでいいの?女性と年金』(かもがわ出版[かもがわブックレット]、1997年)
- 『日本の社会政策とジェンダー――男女平等の経済基盤』(日本評論社、2000年)
出典[編集]
- ↑ 『婦人労働』No.14、1989年8月
- ↑ a b c 「塩田咲子教授 略歴および研究業績・退職にあたって」『地域政策研究』第15巻第4号、2013年
- ↑ 「昭和52年度 学位授与・単位修得論文(PDF)」『一橋研究』第3巻第1号、1978年
- ↑ CiNii 博士論文