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団塊の世代

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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団塊の世代とは、日本の占領期前半に起きた「第一次ベビーブーム」で生まれた世代である。「アプレ・ゲール」とも「戦争を知らない子供たち」とも謂えるが、堺屋太一が命名して定着した。とはいえ「世代」でひとくくりにはできず、それぞれに個性があることに留意されたい。

概要[編集]

戦後生まれであり、幼少期は占領下日本と重なる。人格形成期はいわゆる高度成長期にあたり、戦後の復興期にあたるため、親は子供に教育を施すヒマがなかった。
そのため、教育は学校教育に任せっぱなしになっていたが、優秀な人材は戦地に送られ、帰還しても教育現場からは遠ざけられた「占領のための愚民政策」であったため、「反戦」「平和」を声高に唱える、いわゆる「代用教員」による「戦後教育」にどっぷり浸かっていた。
もちろん「嘘臭ぇな」と思った児童・生徒もいただろうが、アメリカの思惑とは逆に、マルクス=レーニン主義にハマって「活動家」になった例が多々ある。後の学園紛争に関わったのも団塊の世代である。なにしろ数が多いので、いわゆる「スキマ世代」には「いじめられた記憶しかない」と嫌悪される。

  • 学校教育では、国語教育では当用漢字以外は使ってはならず、九九は全九九であり、しかも「一の段」「一の列」が強制された。
  • 手塚治虫などのマンガを「悪書追放」の名目で焚書する。「悪書ポスト」などが設けられた。
  • 三ない運動としてバイクを禁止する。
  • モデルガンの規制を行なう。銃身は黄色く塗って銃口は塞ぐなどの措置がされた。
  • エレキギター禁止。バンド活動禁止。

といった蛮行を主導した世代であるが、同時に全共闘世代でもあって、多くのテロリズムを行なったのもこの世代である。
現在では、団塊二世が問題視されている。

脚注[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 堺屋太一『団塊の世代』