君の心を漢字たい

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君の心を漢字たい』(きみのこころをかんじたい)は、須河篤志による日本漫画作品

概要[編集]

くらげバンチ』で2022年6月より連載されている。2023年5月9日にTwitterに投稿したところ、3.4万以上の「いいね」が寄せられ反響を呼んだとして、「ザテレビジョン マンガ部」にインタビューされている[1]

ストーリー[編集]

橋場読実は、花井瑞希に告白して恋人となって一か月。瑞希はクールで無表情のために何を考えているのかがわからないことを悩んでいた。そんな中、荷物で頭を打ってから瑞希の顔に漢字が浮かんでいるのが見えるようになる。どうやら瑞希の思っていることが漢字となって自分だけに見えていることに気づき、これで花井の心がわかるようになるのではないかと考える。だが、漢字が読めなかったり、出ている文字を別のことに解釈してしまったりと失敗してしまったりもする。それでも徐々に二人の距離は近づいていく。

登場人物[編集]

橋場 読実(はしば よみ)
本作の主人公。高校2年生の男子で書道部所属。高校2年生の春に瑞希に告白して初めて彼女ができる。
瑞希が無表情で何を考えているのかがわかりにくいと悩んでいたところ、部室で荷物に頭をぶつけて失神。そのときから瑞希の顔に漢字が一文字浮かんで見えるようになり、瑞希が考えていることがわかるようになる。ただし、解釈を間違えたり(「臭」という漢字が浮かんだ時に読実は自分が臭いのかと思ったが、実際は瑞希が自分が臭くないかを気にしていた)、漢字がそもそも読めなくて意味が分からなかったりすることもある。
花井 瑞希(はない みずき)
橋場読実の彼女。読美と同じ書道部で副部長。成績優秀で文字も綺麗。泳ぎが苦手。
クールで無表情のため、何を考えているのかわかりにくいところがある。自分でも感情が表に出にくいことを気にしており、初デートの時も不安に思っていた。だが、読実がデートはうれしかったと言ったことで初めて読美の前で笑顔を見せている。
弦波 七茄(つるは ななか)
瑞希の幼馴染の女性。瑞希のことが大好きで、いきなり読実に対してふさわしくないと瑞希と別れてと言う。そして、読実と瑞希を巡って争ったりしており、瑞希からは似た者同士といわれたりしている。
書道部部長。
眼鏡をかけた女性。

単行本[編集]

新潮社バンチコミックス〉より発売。

巻数 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
1 2023年1月15日(2023年1月7日発売) ISBN 978-4-10-772296-6
  • 1文字目 「彼女の気持ちがわかりません!!」
  • 2文字目 「今日こそ白黒ハッキリしてやる!」
  • 3文字目 「読めないと意味ないじゃん!!」
  • 4文字目 「彼女の初めての…」
  • 5文字目 「漢字って奥が深いなぁ…」
  • 6文字目 「今日の花井は難易度が高い」
  • 7文字目 「男らしくガシっと」
  • 8文字目 「俺らは俺らのペースで」
  • おまけ 「花井さんの卵焼き」
2 2023年5月15日(2023年5月9日発売) ISBN 978-4-10-772601-8
  • 9文字目 「食うか食われるかなんだ…!」
  • 10文字目 「クールに見守らねば…!」
  • 11文字目 「新たなギャップ発見」
  • 12文字目 「花井が楽しめるように」
  • 13文字目 「顔…真っ青だよ?」
  • 14文字目 「必要なのはもうちょっとの勇気」
  • 15文字目 「頑張った甲斐はあったかな」
  • 16文字目 「花井にとってアイスって…」

小ネタ[編集]

  • 13文字目(13話目)の「顔…真っ青だよ?」では、ヒロインの花井が古代中国の残酷な処刑方法を紹介するシーンで、コミカルなウサギが描かれている。イギリスの絵本『自殺うさぎの本』をオマージュしている気がほんのりしないでもない。あるいは、『クレヨンしんちゃん』のネネちゃんがもっている人形(通称:殴られウサギ)あたりを意識しているのかもしれない。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]