向泉寺(こうせんじ)とは、宮城県仙台市太白区秋保町長袋字二ノ輪山67に存在する寺院である。宗派は曹洞宗。山号は飯豊山。
秋保氏の歴代の墓所である寺で、本尊には十一面観音菩薩像があり、基盛・俊盛・盛定の位牌が安置されている。また、平清盛の長男・平重盛の念持仏であったといわれる小松阿弥陀如来像が祀られているが、これは清盛の曽孫にあたるとされる平長基がこの里に隠遁した際に、平家に伝わる宝刀と共に奉納したものとされている。