参考人招致(さんこうにんしょうち)とは、衆議院と参議院の両院の委員会が法案審査や問題調査のため、関係者や専門家を国会に招き、見解や意見を聴く仕組みのことである。衆議院・参議院それぞれの議院規則に基づく。出席や証言は任意であり、虚偽の証言をしても偽証罪に問われることはない。これに対して証人喚問の場合は日本国憲法62条を根拠として国政調査権行使の一環と位置づけられ、証人の出頭、証言や記録提出の要請には強制力が伴う。また、正当な理由のない証言拒否や虚偽の証言は、刑事罰の対象となる。