博多高校剣道部自殺事件

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博多高校剣道部自殺事件(はかたこうこうけんどうぶじさつじけん)とは、2020年8月に発生した部活動顧問の体罰・罵倒が原因によって発生した自殺事件である。

概要[編集]

自殺したのは同校の剣道部に所属していた1年生の女子生徒で、剣道経験者の母親の影響で剣道を始め、剣道の特待生博多高等学校へ入学した。しかし部内で2人の顧問から竹刀で突き倒す、他の生徒の前で激しく叱責するなどの暴力・罵倒を受け、入学からおよそ5ヶ月後の8月29日に自らの手で命を絶った。

剣道経験者の母が生前の娘の体に「剣道をしていたら出来得ないはずの痣」が出来ているのを見つけ、練習の見学に行ったら顧問が「聞いたことがないような暴言」を言っているのを耳にしたという。

学校側は2022年に女子生徒の母へ剣道部で不適切な指導があったことを認めて謝罪し、再発防止策として

  • 毎年教職員や運動部所属生徒にこの事件があったことを伝える
  • 部活動の指導方法を年に1回検証する

などを行うことが盛り込まれた。