医王寺 (みよし市)
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医王寺(いおうじ)は、愛知県みよし市にある浄土宗西山禅林寺派の寺院[1]。
歴史[編集]
開基は鳳来寺付近の三吉の僧であった自達坊[1]。自達坊の出身地である三吉が三好という地名の由来とする説もある。寛和2年(986年)に草庵が建てられ、数年後、真言宗の僧である沢雲仁清阿蘭梨が薬師堂を建て医王寺と称した[1]。応仁2年(1468年)には本堂が再建され、浄土宗西山禅林寺派に転派した[1]。1976年(昭和51年)には本堂が大改修された[1]。
特色[編集]
三好旧街道に面している[1]。本堂は木造の寄棟造[1]。本尊は薬師如来[1]。写経で女筆である600巻の大般若経を有し、異国伝来と伝わる(真偽不明)[1]。
加藤米次郎翁之碑[編集]
医王寺の門前には、棟梁(堂宮大工)の加藤米次郎の顕彰碑「加藤米次郎翁之碑」がある。1933年(昭和8年)6月に加藤の弟子10人によって建立された[2]。愛知県知事の遠藤柳作が揮毫している[2]。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 三好町誌編さん委員会『三好町誌 第一巻』三好町、1962年
- 三好町誌編さん委員会『三好町誌 第三巻』三好町、2008年