北九州市漁協組合長射殺事件

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北九州市漁協組合長射殺事件(きたきゅうしゅうし ぎょぎょうくみあいちょう しゃさつじけん)は、2013年12月20日に起きた漁協組合長が射殺された事件。

概要[編集]

2013年12月20日午前7時55分ごろ、北九州市若松区畠田1丁目の路上で北九州市漁協組合長Uが倒れているのが発見された[1]。妻の話では、Uは20日午前7時40分ごろにごみ出しのため自宅を出ており、自宅とゴミ収集場の間の路上で何者かに射殺されたとみられている。

福岡県内での民間人を狙った銃撃事件は2012年4月以来。発砲事件は2012年7月8日に筑紫野市のマンションで特別危険指定暴力団工藤会の元幹部が射殺されて以来だった。過去にもUは銃撃を受けており、1997年9月にはU宅に銃弾が撃ち込まれている。2007年4月にもU宅の隣の長女の家も銃撃されていた。同年には、長男が経営する建設会社やUの所有する車も銃撃を受けている。1998年には、脇之浦漁業協同組合長だった実兄(当時70)が港湾事業利権への介入を巡るトラブルで、北九州市小倉北区で工藤会系組長らに射殺されている(組員二人の有罪が確定している)。

捜査経過[編集]

司法解剖によると、遺体は左腕や腹部、左胸といった4か所を撃たれており、上半身に銃痕が集中。殺意を持って至近距離から撃たれたとみられ、現場で薬きょうが見つかっていないことから、回転式拳銃が使われたとみられている。

近隣住民によると10日ほど前からU宅付近に不審な車が目撃されていた。また、犯行後に現場から猛スピードで走り去る軽乗用車が目撃されている。目撃証言によると走り去った車はシルバーかシャンパンゴールド系の軽自動車とされている。事件三十分後には福岡県芦屋町で全焼した軽自動車も見つかっている。

福岡県警は犯行の手口などから、工藤会が関わっているとみて捜査。2013年12月26日、別の覚醒剤事件にも関わったとして、北九州市小倉北区の特定危険指定暴力団工藤会系組事務所を家宅捜索した。

関連項目[編集]

脚注[編集]