包丁男教会乱入事件
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包丁男教会乱入事件(ほうちょうおとこきょうかいらんにゅうじけん)は、1987年7月25日、神奈川県川崎市で、包丁を持った男がガラスを破って教会に乱入し小学生ら六人を包丁で刺した事件。
概要[編集]
1987年7月25日の夕刊によると、午前4時10分頃、川崎市中原区の川崎バプテスト教会に刃渡り13センチの出刃包丁を持った精神分裂症の男がガラスを破って乱入。サマーキャンプで就寝中の子供たちを次々に刺した。牧師が新城駅前派出所から警官を呼んで来るが、男は、子供をこわきに抱えて刺し続けた。このため警官が発砲し男を射殺した。なお刺された子供たちは負傷しただけで、死んだのは犯人だけである。
報道では分かりにくい部分[編集]
精神分裂症は統合失調症の古い呼び方である。人間の精神は分裂して複数になるようなものではない。一人の人間に複数の精神があるならば悪霊が取り付いているのである。
派出所は今では交番と呼ばれる。
新聞は「サマーキャンプ」と報じているが、野外でのキャンプではなく、子供たちは教会に宿泊していた。日本バプテスト連盟の教会は「お泊まり会」などと称して、夏休みなどに子供たちを教会か牧師館に宿泊させる(キャンプよりもずっと安上がりな)行事を行う場合がある。
新聞報道は「逃げまどう小学生を次々に切りつけた」「メッタ刺ししていた」となっているが、少女一人が二十ヶ所刺されて重傷、五人は軽傷である。 犯人は、包丁でチクチク刺して子供たちをイジメる程度の刺し方をしていたようである。子供が一人も死ななかったのはそのためである。
悪霊に取り付かれて暴れる者の言動は周囲の者に凄まじい恐怖感を与える。警官も恐怖のあまり警棒ではなく(子供に当たる可能性があるのに)拳銃を使ったのであろう。