加藤尚文
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加藤 尚文(かとう ひさぶみ、1923年 - 1992年[1])は、経営評論家[2]、労働評論家[3]。
東京・芝公園生まれ。1948年慶應義塾大学経済学部卒業。鉱工品貿易公団に入職[4]、組合運動に専念[5]。1949年人事院に入職、浅井清総裁の秘書等を歴任[4]。池上通信機等の労働コンサルタントを担当[5]。1958年人事院を退職[4]。以後、経営問題、労働問題の研究に専念[6]。近代労働問題研究所員。思想の科学研究会会員[5]。弟は哲学者の加藤尚武[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『労務管理』(三一書房[三一新書]、1960年)
- 『会社』(三一書房[三一新書]、1960年)
- 『人事管理』(良書普及会[行政シリーズ]、1961年)
- 『合理化――理論・形態・実践』(三一書房[三一新書]、1963年)
- 『あなたの賃金』(東洋経済新報社[東経新書]、1964年)
- 『賃金管理』(三一書房[三一新書]、1964年)
- 『労務管理と労働運動』(新興出版社、1965年)
- 『社会主義的サラリーマン――職場に矛盾を感じる人への本』(光文社[カッパ・ビジネス]、1965年)
- 『人事院』(労働旬報社[日本の支配機構]、1966年)
- 『知られざる明治百年』(講談社[ミリオン・ブックス]、1967年)
- 『事例を中心とした戦後の賃金』(技報堂、1967年)
- 『遊戯的人間――エコノミック・アニマルからの脱出』(番町書房、1969年)
- 『実力主義批判――本当の能力は評価できるか』(日本実業出版社、1969年)
- 『経営労務(上・下)』(三一書房[三一新書]、1969年)
- 『職場と妻子の谷間で』(技報堂[アクチュアル・ビジネス・ブック]、1970年)
- 『企業イデオロギー論』(至誠堂、1970年)
- 『大卒労働力――現場投入の時代』(日本経営出版会、1971年)
- 『賃金十二カ月――月給袋の中身はどのように決まるか』(総合労働研究所、1972年)
- 『ホテル――企業と労働』(三一書房、1972年)
- 『職業と人生への問い』(三一書房[三一新書]、1972年)
- 『任侠的経営論――組織をささえる熱き心情』(産報[サンポウブックス]、1972年)
- 『会議をやめ街に出でよ――中国に学ぶ職場下放革命』(日本経営出版会、1972年)
- 『ご異見有用――加藤尚文・バッチリ対談』(実務教育出版、1972年)
- 『勝つための幹部学』(ビジネス社[ビジネス選書]、1974年)
- 『逆転の商法――こうすれば生き残れる!』(日本経済通信社[NKTビジネス]、1975年)
- 『戦後30年をどう見るか』(産業能率短期大学出版部、1975年)
- 『大学は出たけれど――問われる学卒の意味』(日新報道、1975年)
- 『コンピューター・パニック』(ホーチキ商事出版部、1976年)
- 『定年――新しい出発』(文化放送開発センター出版部、1977年)
- 『リトル・リーグ必勝法――ライバルに差をつけよう』(住宅新報社[U books]、1977年)
- 『たくましい自分を創る法――図太く個性をさらけ出せ』(実務教育出版[自己開発シリーズ]、1978年)
- 『名言百選――知識と行動の源泉』(マネジメント社、1978年)
- 新装改版『名言百選――知識と行動の源泉』(マネジメント社[人間開発シリーズ]、1986年)
- 『日本人の生活をダメにするか――大労組と幹部たち』(山手書房、1979年)
- 『プロ野球にはドラマがある』(産業能率大学出版部、1980年)
- 『学歴信仰の崩壊――いま大卒に何が求められているか』(日本経営出版会、1980年)
- 『知的「中流」のすすめ――本ものライフ・スタイルのつくり方』(中経出版、1980年)
- 『頭のいいヤツはつぶされる――エリート不要の組織論』(PHP研究所、1980年)
- 『人間20代でやるべきこと』(日本経済通信社、1981年)
- 『おんな20代でしておくこと』(日本経済通信社[NKTビジネス]、1981年)
- 『世の中おもしろ読本』(日本経済通信社[NKTビジネス]、1982年)
- 『武器としての帝王学』(パシフィカ、1982年)
- 『第三の戦略雑草型幹部の台頭――続きれいごと集団は崩壊する』(産報出版[Ken books]、1982年)
- 『熟年からのラブコール――生きがいを求めた一人の男の生体実験』(総合労働研究所[SR books]、1982年)
- 『男の決断・行動学――戦国武将に学ぶ』(柏書房、1983年)
- 『いまロボット工場に入ったら生きがいはあるか』(マネジメント社、1983年)
- 『経営者語録に学ぶ気骨の復権――ビジネスマンの哲学・経済学・社会学』(産報出版[Ken books]、1983年)
- 『プロフェッショナル10則――成功する職業人の心得』(マネジメント社、1983年)
- 『フレッシュマン心得帖――先輩社員も教えてくれない会社生活の知恵』(産業能率大学出版部、1986年)
- 『死・家・家族の未来像』(日本経済通信社、1986年)
- 『政治家――その善と悪のキーワード』(日本経済通信社、1986年)
- 『今を生きる中国古典――続・名言百選』(マネジメント社[人間開発シリーズ]、1986年)
- 『適職発見――仕事の向き・不向き、好き・嫌い、得手・不得手』(日本経済通信社、1986年)
- 『労働のうた』(日本労働協会、1989年)
- 『春闘無用!――「経済整合性」という名の幻影』(三一書房、1991年)
共著[編集]
- 『初級公務員技術專門試験――高卒程度』(井上勇共著、職務学会、1958年)
- 『国家公務員採用初級試験――問題の焦点 受験の指導 高卆程度』(本明寛、清原健司共著、職務学会、1958年)
- 『BG学ノート』(上坂冬子、志賀寛子共著、三一書房[三一新書]、1961年)
- 『叢書現代経営 第2 経営の組織と構造』(加藤尚文等著、青木書店、1963年)
- 『ミスター・サラリーマン――就職から定年までの社会学的分析』(山下元、水上徹共著、青木書店[青木新書]、1963年)
- 『トポスとしての家――回答せよ昭和』(加藤尚武共著、三一書房、1986年)
編著[編集]
- 『現代労務管理事例総覧』(編著、三一書房、1966年)
- 『日本経営史料大系――コメンタール(全10巻)』(編、三一書房、1987-1992年)