円錐曲線
ナビゲーションに移動
検索に移動
円錐曲線(えんすいきょくせん)とは、円錐をぶった斬ったときに現れる曲線群をいう。
概要[編集]
真向唐竹割だと、楔形の直線が現れるが、「曲線」ではないので面白くない。真直ぐ斬ると放物線(パラボラ。「一致する」の意)になり、中心線をぶった斬ると楕円(エリプス。「不足した」の意)になり、中心線から遠ざかると双曲線(ハイパボーラ。「過剰な」の意)になる。真横に薙ぐと円になり、焦点はひとつだけあるが、楕円は焦点が二つあり、放物線は二つの焦点のうちのひとつが無限遠点にあると考えるのが一般的である。双曲線は、「焦点の一方は一応仮想的には想定できるが、もう一方はどこにあるかわからん」という形になっている。 物理学上は、「いま、ここ、私(観測者)」が円錐の頂点にいて、「過去」の円錐と対になる形で「未来」の円錐と接続していると考える。これがアインシュタインの特殊相対性理論の基礎であり、これを「光円錐」という。ただし、時空連続体は四次元なので、なかなかイメージする(想像する)のは難しい。「群盲、象を撫でる」みたいな模索の結果として生まれたのがアインシュタインの特殊相対性理論である。
脚注[編集]