円覚寺跡
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円覚寺跡(えんかくじあと)は沖縄県那覇市の首里城の北にあった臨済宗の寺院である。史跡名勝天然記念物に指定されている。
概要[編集]
1494年(弘治7年)に建立された。山号は天徳山。開山は芥隠承琥、開基は尚真王(在位1477~1526)である。芥隠承琥は琉球に臨済宗を伝えた。鎌倉円覚寺にならい、禅宗七堂伽藍を備え、宗廟「御照堂」が建てられた。弘治14年に円覚寺前に円鑑池・弁財天堂を造った。
1945年(昭和20年)5月の沖縄戦で破壊された。現在は放生池の石橋のみ(ほかに石階・石垣の一部)が残存しており、総門は復元された。
重要文化財[編集]
- 放生橋は中国の石工の作になる石造桁橋である。高欄に1498年(弘治戊午歳、弘治11年)の銘がある。
- 旧円覚寺楼鐘は和鐘である。現存鐘は十二口あるが、これらは尚泰久王の1456年(景泰7年)から尚真王の1495年(弘治8年)までの三十九年間に鋳造されたものがほとんどである。
外部リンク[編集]
- 円覚寺跡文化遺産オンライン
- 梵鐘(旧円覚寺楼鐘) 文化遺産オンライン