円福寺 (茨城県茨城町)
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円福寺(えんぷくじ)とは、茨城県東茨城郡茨城町鳥羽田656に存在する寺院である。宗派は天台宗。山号は法叡山高岳院(ほうえいざんこうがくいん)。国の重要文化財として木造阿弥陀如来座像がある。
概要[編集]
この寺の起源は、平安時代初期の慈覚大師円仁によるものと言われている。堂宇については本堂・庫裏・不動堂などを備え、本尊は平安時代末期の作品と推定されている木造阿弥陀如来座像があり、これは国の重要文化財に指定されている。寺宝としては、茨城県の文化財に指定されている絹本著色阿弥陀如来坐像、木造阿弥陀如来三尊像がある。
寺の付近は浄瑠璃や近松の芝居で知られる伝説的な人物である小栗判官が生涯を終えたところとされており、寺の中にある小栗堂に小栗判官とその妻・照手姫の像が安置されている。